FXの4つの危険性。初心者がやってしまう失敗例とリスクを抑えるポイント7つ

知っておきたいFXの落とし穴、為替変動やレバレッジの危険性とは

FXは感覚で取引していると相場に対応しきれず資金を失う可能性があり、マイナスとなった損失が請求される危険性もあります

とはいえ、FXではプロの投資家といえども損失が発生することがあります。
FXで利益を出している方は、リスクを最小限に抑えてトータルで利益を出しているといわれています。

そのためFXで利益を伸ばしていくなら、FXのリスクや危険性を把握しておく必要があるでしょう。

今回は、FXの危険性取引のリスクを抑えるポイントについて解説していきます。
これからFXを始める方は参考にしてください。

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FXの危険性とは?知っておきたい4つの落とし穴

FXには、おもに次のような危険性が考えられます。

  • 大きな価格変動が起こる可能性がある
  • 高いレバレッジをかけると損失も拡大する
  • マイナスの損失を支払うリスクが潜んでいる
  • 通貨ペアによってはリスクが高まる

①為替変動によるリスクがある

外国為替の価格は、基本的には24時間常に動いています。

相場の動きに対応できていれば利益となりますが、相場の動きが予想と外れてしまうと損失が発生します

また、急に大きな価格変動が起こる場合もあり、変動によって価格が下落することで大きな損失が出る恐れがあるのもFXの危険性の1つです。

FXは、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析で、ある程度はレートの動きを予測することはできます。
しかし、外国為替は経済指標や紛争などに影響されるため、確実にレートの動きを把握することはできません。

そのため、「このやり方で必ず利益が出る」という手法はないといえるでしょう。

②高いレバレッジをかけると損失も拡大する

FXの魅力の1つは、レバレッジをかけて取引できることではないでしょうか。
高いレバレッジをかけることで、リターンが大きくなります。

その反面、レバレッジをかけすぎると損失も拡大することは覚えておきましょう。

レバレッジによる損益の差

【例】1ドル=100円の時に「レバレッジなし(等倍)」で1万通貨を取引する

  • 1ドル=101円になった
    →1万円の利益
  • 1ドル=99円になった
    →1万円の損失

【例】1ドル=100円の時に「レバレッジ10倍」で1万通貨を取引する

  • 1ドル=101円になった
    →10万円の利益
  • 1ドル=99円になった
    →10万円の損失

上記の例の場合、レバレッジなしで取引損失が出た場合は1万円の損失となります。

しかし、レバレッジを10倍にした場合は、損失も10倍の10万円となります

FX取引に慣れていない方は、高いレバレッジをかけた取引は避けたほうがいいでしょう。

③借金を抱えるリスクが潜んでいる

FXでは、口座残高を超える損失が出てしまった場合、マイナス分の支払いを請求される場合もあるため覚えておきましょう。

マイナスの損失が発生したということは、借金を抱えているような状態です。
そのため、マイナス分を支払う必要があるというわけです。

トレーダーに求めるマイナス分の追加入金のことを「追証(おいしょう)」といいます。
※マイナス損失が出る前に追加入金を求めることを追証と呼ぶ業者もあります。

FXでは、基本的には損失が残高を超えないためにロスカットというシステムが用意されています

ロスカットとは、証拠金維持率が一定水準を割り込むことで、それ以上の損失拡大を防ぐために強制的に決済をするシステムのことです。
ロスカットが機能することで、損失を残高までに抑えることが可能です。

しかし、大きな変動が急に起きてしまうと、ロスカットが間に合わずに損失が残高を割り込む恐れがあるとされています。
特に、高いレバレッジをかけていると損失が残高を上回る可能性が高くなるため、追証発生のリスクには注意が必要です。

急な変動に備えるためにも、市場の動きに影響するといわれる経済指標や金融政策などには注目しておくといいでしょう。

④通貨ペアによってはリスクが高まる

FXでは、様々な国の通貨を取引できます。

その中でも、マイナー通貨は取引するトレーダーが少なく流動性が低いため、メジャー通貨よりもリスクが高いと考えられています。

【メジャー通貨】

  • 米ドル
  • ユーロ
  • ポンド
  • 豪ドル
  • スイスフラン

【マイナー通貨】

  • トルコリラ
  • 南アフリカランド
  • メキシコペソ

など

※参考:DMM FX「通貨ペアごとの特徴を解説」

流動性が低いということは、売買の相手を見つけにくい状態ということです。
注文が成立しにくいため値動きが大きく、スプレッド(取引コスト)も広がりやすくなります

初心者にありがちなFXの失敗例

FX初心者の方がやってしまいがちな失敗例がこちらです。

  • 勘を頼りにギャンブル感覚で取引をする
  • ポジションを長期間保有する
  • 損切りせずに取引を続ける
  • 相場が変動しやすいタイミングに取引をする
  • 必要以上の資金で取引をする

勘を頼りにギャンブル感覚で取引をする

為替市場は、経済指標や金融政策などの影響を受けて価格が変動しています。

いつ予測と逆の値動きをするか分からないため、勘を頼りにしたギャンブル感覚のトレードはリスクが高いといえるでしょう。
また、高いレバレッジをかけて大きなリターンを狙うギャンブル的な取引もリスクが高いです。

チャートの機能や経済状況からレートを分析し、根拠に基づいて取引すること大切です。

ポジションを長期間保有する

「もう少しすれば価格が上昇するかも」と思いポジションを長期間保有するのも、初心者の失敗例の1つです。

ポジションは持ち続けたほうがいいという意見もありますが、FXを専業としていないなら常に保有するのはおすすめしません。

ポジションを常に持っているということは、急な価格変動で損失が発生するリスクもあると考えられるからです。

損切りせずに取引を続ける

損切りする基準を自分で決めていないと、長期のポジション保有で予想以上に損失が大きくなる危険性もあります。

「もう少しすれば値動きが回復する」と根拠なく思っていると、予想以上に下落する可能性があります。
一定ラインで損切りしていれば、それ以上の損失を抱えずに済んだというわけです。

相場が変動しやすいタイミングに取引をする

FXには相場が大きく動きやすいタイミングもあります。
このタイミングを知らずに取引していると、思わぬ相場の急変動で損失が出る危険性があるでしょう。

たとえば、以下のような経済的イベントの前後は相場が急変動しやすいといわれています。

  • 経済指標発表の前後
  • 金融政策発表の前後
  • 要人発言のタイミング

上記のようなイベントの前後は相場が乱れやすいため、損失を抱える可能性も高くなるというわけです。

必要以上の資金で取引をする

大きな利益を狙うために、自己資金ギリギリまで入金して取引しないようにしましょう。

たとえば、FXの資金として50万円を用意していても、50万円すべてを入金して取引に使うのはおすすめできません。
万が一損失が出てしまった際、証拠金維持率を保てなくなり強制決済されるからです。

初心者の方は限界以上に自己資金を使うのではなく、余裕のある取引額で取引しましょう。

参考動画

以下の動画でも、FX初心者によくある失敗例について解説されているので参考にしてください。

FXのリスクを抑える7つのポイント

FXのリスクを抑えた安全性が高いといえる取引をするためには、次の7つのポイントを意識しましょう。

  • レバレッジを低めに設定する
  • 少額から始める
  • 取引量を少なくする
  • 損切りするラインを設定しておく
  • メジャーな通貨ペアを取引する
  • 経済指標などのイベント前後の取引は避ける
  • テクニカル分析やファンダメンタルズ分析の知識を身につける

ポイント①:レバレッジを低めに設定する

FXではレバレッジをかけすぎるとリスクは高まりますが、レバレッジなしだと資金効率が悪くなります。

FX初心者の方はレバレッジ3倍程度がいいといわれているため、低めにレバレッジをかけましょう。
※参考:みんなのFX「FX初心者は少額から始めよう! 失敗しないための運用方法を解説

レバレッジ3倍程度であれば、取引量を多くしない限りロスカットされるリスクも抑えることができると考えられます。

ポイント②:まずは少額から始める

FX初心者の方は、少額から取引を始めるといいでしょう。

たくさんの資金を注ぎ込んでしまうと、損失が発生した時に多くの資金を失いかねません。
まずは少額からはじめて取引に慣れていくというわけです。

少額取引は大きなリターンが見込めませんが、その分損失も抑えることができます。

「投資は完全未経験」「チャートの見方がわからない」という方は、少額取引で経験を積んでいきましょう。

ポイント③:取引量を少なくする

自己資金だけでなく、取引量も少量から始めるとことをおすすめします。

少額取引と同様に取引量を少なくするとリターンは小さくなりますが、一方で損失も小さくすることができると考えられるからです。

FX取引に慣れていない間は少量で取引をして、慣れてきたら無理のない程度に取引量を増やすといいでしょう。

ポイント④:損切りするラインを設定しておく

損切りとは、損失を抱えている状態でそれ以上の損失拡大を防ぐために決済する手法のことです。

FXで取引を始める方は、損切りするラインを決めておくことをおすすめします。

損切りする基準を決めていないと、「もしかしたら相場が回復するかもしれない」と思い込んで決済のタイミングを逃してしまい、損失が拡大する恐れがあるからです。

「このラインに達したら損切りする」と決めておけば、それ以上の損失を抱えることがありません。

損切りラインの目安

損切りするタイミングは、下値支持線という「サポートライン」と上値抵抗線という「レジスタンスライン」の2つの線がポイントです。
(サポートラインはチャートの下側にあり、レジスタンスラインはチャート画面の上側に引かれています)

相場の動きが以下の条件になった時が、損切りするタイミングの目安といわれています。

  • 買いポジションを保有
    →サポートラインを少し下まで超えたら損切り
  • 売りポジションを保有
    →レジスタンスラインを少し上まで超えたら損切り

この目安を参考に、あなたの資金にあった損切りルールを考えておくといいでしょう。

ポイント⑤:メジャーな通貨ペアを取引する

マイナー通貨は流動性が低くリスクが考えられるため、初心者の方はメジャー通貨の組み合わせから取引することをおすすめします。

メジャー通貨
  • ドル/円(USD/JPY)
  • ユーロ/ドル(EUR/USD)
  • ポンド/ドル(GBP/USD)
  • ドル/スイスフラン(USD/CHF)
  • 豪ドル/ドル(AUD/USD)
  • ドル/カナダドル(USD/CAD)
  • ニュージーランド/ドル(NZD/USD)

上記のようなメジャー通貨ペアは取引しているトレーダーが多く流動性が高いため、スリッページのリスクが低くスプレッドも広がりにくくなります
※注文時と約定時の価格差のことです。

また、メジャー通貨は流通量が多いことから値動きも安定しやすいといわれているため、マイナー通貨ペアよりもリスクが低いという点もメリットの1つです。

FX初心者が失敗しない通貨ペアの選び方について、以下の動画でも解説されています。

ポイント⑥:経済指標などのイベント前後の取引は避ける

次のようなイベントの前後は相場が大きく動きやすいといわれているため、FXを始めたばかりの方はこのタイミングでの取引は控えた方がいいでしょう。

  • 経済指標発表の前後
  • 金融政策発表の前後
  • 要人発言のタイミング

経済指標や金融政策は物価や金利に大きく関わるため、為替の変動の要因になるといわれています。

各国の政策金利と為替レートには相関性があり、政策金利の変動は為替レートに影響を及ぼしています。

(引用:SBI証券「為替レートに影響を与える金融政策」

また、銀行の総裁や財務大臣といった要人の発言から今後の経済の動きを予測することができるため、相場が動くことがあると考えられています。

経済の動きから為替変動を見極めるスキルが必要となってくるため、初心者の方は上記のタイミングでの取引は控えた方がいいというわけです。

経済指標や金融政策の情報源

経済指標や金融政策といった経済情報は、「Bloomberg」「REUTERS」などの経済情報サイトからチェックできます。

経済状況を把握しておくためにも、経済情報サイトには目を通してください。

ポイント⑦:テクニカル分析やファンダメンタルズ分析の知識を身につける

経済指標や金融政策の動きに対応するために、ファンダメンタルズ分析テクニカル分析といった最低限の分析スキルは身につけておくといいでしょう。

  • ファンダメンタルズ分析
    →経済指標や金融政策から相場の動きを予測して取引を行う分析手法
  • テクニカル分析
    →過去のチャートの動きから今後の相場の動きを予測して取引を行う分析手法

経済指標などの発表は価格が動きやすくなりますが、ファンダメンタルズ分析で動きを予測できれば利益につなげることが可能です。
たとえば「金融政策で景気が回復しそうだから通貨を買っておこう」といったイメージです。

経済状況を取引に応用していくためにも、経済情報サイトに目を通してファンダメンタルズ分析の練習をはじめてはどうでしょうか。

ファンダメンタルズ分析よりも身につけやすいのが、チャートの画面上で分析を行うテクニカル分析です。
相場変動のパターンを分析して、今後の相場の動きを予測する手法となります。

「価格がこのラインに達したら、売り(または買い)の注文を入れる」といった分析方法です。

これらの分析スキルを身につけておくことで、勘や思い込みではなく根拠に基づいた取引ができます

まとめ

FXの危険性を理解しておくことで、リスクを抑えることができるといえます。

  • 大きな価格変動が起こる可能性がある
  • 高いレバレッジをかけると損失も拡大する
  • マイナスの損失を支払うリスクが潜んでいる
  • 通貨ペアによってはリスクが高まる

FXがはじめての方は、レバレッジを低くして少額から始めてください
万が一損失が発生しても損失を最小限に抑えることができます。

トレード分析の練習も行って、あなたに合った取引ができるように経験を積んでいきましょう。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。