今回は、Tickmill(ティックミル)の8つのメリットと4つのデメリットについて解説していきます。
Tickmillは、ドル円0.1pipsと低スプレッドで金融ライセンスに複数登録している点が特徴です。
約定も速いといわれており、スキャルピングトレーダーにおすすめできる海外FX業者の1つです。
Tickmillの信頼性・安全性についても触れていくので、口座開設を検討している方は参考にしてください。
- Tickmillはグループごとにライセンスを取得しており、信頼性は高いといえる
- ドル円平均0.1pipsと低スプレッド
- 取引制限なしで、注文方式は透明性の高いNDD方式
- 日本語には未対応
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目次
Tickmill(ティックミル)の信頼性・安全性について

次のような点から、Tickmill(ティックミル)は信頼性や安全性は高いといえるでしょう。
- 各グループごとにライセンスを取得している
- 数々の賞を受賞している
- 海外口コミサイト「Forex Peace Army」でも評価が高い
Tickmillは世界各国に子会社を設けていますが、グループごとにその国のライセンスを取得しています。
また、毎年いくつもの賞を受賞している点からも、Tickmillの信頼性と評価の高さがうかがえるのではないでしょうか。
実際の利用者からの口コミでもTickmillは高評価の部類に入るため、海外FX業者の中でも信頼性の高い業者の1つといえます。
各グループごとにライセンスを取得している
Tickmillグループは、各グループごとにライセンスを取得しています。
- Tickmill Ltd→FSA(セーシェル金融サービス機構)
ライセンス番号:SD008 - Tickmill UK Ltd→FCA(英国金融行動監視機構)
ライセンス番号:717270 - Tickmill Europe Ltd→CySEC(キプロス証券取引委員会)
ライセンス番号:278/15 - Tickmill Asia Ltd→Labuan FSA(ラブアン金融サービス局)
ライセンス番号:MB/18/0028 - Tickmill South Africa→FSCA(Financial Sector Conduct Authority)
ライセンス番号:FSP 49464
Tickmillは、FSAやFCAといった世界的に有名とされる金融機関に登録している点がポイントです。
「HotForex(FSAに登録)」や「XM(FCAに登録)」といった世界的にも人気が高いとされる海外FX業者も、これらのライセンスを取得しています。
各グループで、その国ごとの金融機関に登録している点から、Tickmillの信頼性や安全性は高いと考えられます。
数々の賞を受賞している
Tickmillは毎年、いくつもの賞を受賞しています。
【2021年】※2021年4月現在
- ForexBrokers.com Annual Forex Broker Review
【2020年】
- Rankia Markets Experience Expo
- Online Personal Wealth Awards
- Shares Awards
- Forex Brokers Award 2020
- Global Brands Magazine
【2019年】
- CFI.co Awards
- International Business Magazine
- Forex Awards
- FxDailyInfo.com Broker Awards
- Online Personal Wealth Awards
- Forex Awards
【2018年】
- UK Forex Awards
- FxDailyInfo.com Broker Awards
- Jordan Forex Expo Awards
【2017年】
- UK Forex Awards
- Global Brands Magazine
このように毎年複数の賞を獲得できているということは、評価の高いブローカーと見て取れます。
海外口コミサイト「Forex Peace Army」でも評価が高い
世界中のトレーダーからの口コミが寄せられる『Forex Peace Army(FPA)』でも、Tickmillは評価が高い部類に入ります。
人気ブローカーは星5中、星4前後が平均的とされています。
Tickmillの星は約3.5のため、人気ブローカーの評価に近いのがわかるでしょう。
そして、Forex Peace Armyでは、詐欺行為が疑われる悪質業者に「SCAM(詐欺)」というマークが表示される仕様となっています。
TickmillにSCAMマークは表示されていないため、悪質業者の疑いもないと考えられます。
Tickmill(ティックミル)の口コミ・評判

Tickmillを利用しているトレーダーからの口コミがこちらです。
Tickmill[ティックミル]という海外FX業者を利用しています。相性がいいと感じています。
理由は…
「全通貨ペア平均してスプレッドが狭め」
「手数料も安め往復4ドル」FX自動売買を行うとトレード回数が多くなるので『スプレッド』や『手数料』など…#fx #ドル円 pic.twitter.com/saF7MV2vaF
— みゅー@本好きのフリーランス (@myu_freelance) February 17, 2021
TICKMILL (ティックミル)
激狭スプですなぁ(˘ω˘)試して見るかね(。-∀-)ニヤリ
— naoky@全力ニート٩( ᐛ )و (@naoky191218) August 24, 2018
海外口座作りまくって、現在ティックミルのウェルカムボーナスお試し中。
スプレッド激狭で驚き。
そして2時間前に開設したのに30ドルボーナスもう倍なってる…
これがリアル口座だと秒速でロスカットやのに何故だ…— よめしー (@tommy05182) March 10, 2020
ティックミルのスプレッドが最狭👑 pic.twitter.com/1OFbttpJJb
— Hobby (@Hobbyac123) February 24, 2020
このように、利用者からは「スプレッドが狭い」と、スプレッドに対する評判の良さが目に留まります。
後述で詳しく解説しますが、Tickmillのスプレッドはドル円で0.1pipsほどです。
取引手数料も往復0.2pips/ロットまたは往復0.4pips/ロットで、海外FXの中でもリーズナブルなコスト設定といえます。
口コミを見る限り、スキャルピングや自動売買といった取引回数が多くなるトレーダーにはTickmillが向いているといえるでしょう。
Tickmillの8つのメリット
Tickmillの特徴から見て取れるメリットが、以下の8つです。
- ドル円0.1pipsと低スプレッド
- 平均約定スピード0.2秒でスムーズに取引可能
- 口座開設で3,000円のボーナスが付与される
- 全口座とも取引制限はなし
- 透明性の高い「NDD方式」を採用
- 最大レバレッジが500倍で追証なし
- ロスカット水準は証拠金維持率が30%以下
- FX通貨ペアを含む計84種類の商品を用意
①ドル円0.1pipsと低スプレッド

Tickmillには、3タイプの口座が用意されています。
口座タイプごとのスプレッドが以下の通りです。
Tickmill VIP口座 |
Tickmill プロ口座 |
Tickmill クラシック口座 |
Titan FX Zeroブレード口座 |
|
---|---|---|---|---|
取引手数料 | 往復0.2pips/ロット | 往復0.4pips/ロット | 無料 | 往復0.7pips/ロット |
ドル円平均 | 0.1pips | 0.1pips | 1.4pips | 0.33pips |
ユーロ円平均 | 0.5pips | 0.5pips | 1.6pips | 0.74pips |
ユーロドル平均 | 0.1pips | 0.1pips | 1.4pips | 0.2pips |
豪ドル円平均 | 0.9pips | 0.9pips | 1.6pips | 1.12pips |
ポンド円平均 | 1.0pips | 1.0pips | 1.6pips | 1.45pips |
豪ドル米ドル平均 | 0.1pips | 0.1pips | 1.6pips | 0.52pips |
低スプレッドでスキャルピング向きといわれるTitan FXの「Zeroブレード口座」と比較しても分かる通り、Tickmillのスプレッドは取引手数料を加えてもかなり狭いです。
ドル円平均で0.1pips(取引手数料抜き)となっているため、スキャルピングのような短期売買でも取引コストを抑えることが可能です。
残高が5万ドル以上あればよりスプレッドの狭いVIP口座も開設できるため、Tickmillのトレードで資産が貯まればVIP口座の開設を検討するのもいいでしょう。
FXのスプレッドの意味や手数料との違いについて詳しく知る↓
②平均約定スピード0.2秒でスムーズに取引可能

Tickmillは公式サイトで、平均約定速度が0.2秒※であることを明言しています。
※参考:Tickmill
スムーズな約定が期待できるため、スリッページといったトラブルが起きにくいといえるでしょう。
③口座開設で3,000円相当のボーナスが付与される

Tickmillは新規口座開設者を対象に30ドル(3,000円相当)ボーナスをプレゼントする「ウェルカムボーナス」を用意しています。
自己資金を使うことなく、30ドルのボーナスでTickmillを試すことができます。
ボーナス自体の出金はできませんが、ボーナスを使った取引で獲得した利益は出金可能です。
Tickmillが気になっている方は、まずはこの30ドルウェルカムボーナスで試すといいでしょう。
毎月トップトレーダーを決定するキャンペーンも実施
Tickmillでは、大きな成果をあげたトレーダーに対して1,000ドル(10万円相当)を授与するキャンペーンも実施しています。
このキャンペーンは利益だけではなく、資産やリスクの管理まで考慮して受賞者を選抜するそうです。
※明確な条件は開示されていません。
毎月優秀なトレーダーを選んでいるようなので、あなたにも賞金が授与される可能性はあるでしょう。
他社のボーナス情報も知りたい方は下記ページもチェック↓
④全口座とも取引制限はなし
Tickmillは3口座とも取引制限はなく、次のようなトレードを含むすべてのトレード方法を認めています。
※参考:Why Tickmill?
- EAを使った自動売買
- スキャルピングトレード
- 両建て取引
取引制限がないため、Tickmillはあらゆるトレーダーに適した環境のブローカーといえます。
⑤透明性の高い「NDD方式」を採用

Tickmillは透明性の高い注文方式「NDD(ノーディーリングデスク)」を採用しています。
We don’t have a dealing desk because we are a NDD broker and all our procedures are automated.
訳)私たちはNDDブローカーであり、すべての手続きが自動化されているため、ディーリングデスクはありません。
(引用:FAQ)
海外FXの注文方式には、Tickmillが採用しているNDD方式の他に、DD方式というものもあります。
- NDD方式→トレーダーの注文に業者のディーラーが介入することなく、トレーダーの注文がインターバンクに直接送られる注文方式
- DD方式→トレーダーと取引相手との間に海外FX業者のディーラーが介入する注文方式
上記の通り、NDD方式ではトレーダーの注文がインターバンクに直接送られます。
海外FX業者が介入しないため、約定拒否やリクオートといったトレーダーに不利な行為は起こらないとされています。
一方でDD方式は、海外FX業者が間に入りディーラーが注文処理の判断を下しているため、トレーダーが不利な状況になる可能性もゼロではありません。
Tickmillは透明性の高いNDD方式のため、余計なトラブルを回避して取引にのぞめます。
⑥最大レバレッジが500倍で追証なし

Tickmillで利用できる最大レバレッジは500倍となっています。
たとえば、10万円の資金で、最大5,000万円相当の取引ができるというわけです。
また、Tickmillは追証なしのゼロカットシステムを採用しています。
ゼロカットシステムとは、残高を超えるマイナス損失が出た際に、マイナス分を海外FX業者が負担してマイナスをゼロにしてくれる制度のことです。
万が一、高いレバレッジをかけて大きな損失が出てしまっても、損失は口座残高までとなります。
ハイレバレッジ取引のメリット・デメリット、ゼロカットの仕組みついてはこちら↓
⑦ロスカット水準は証拠金維持率が30%以下
Tickmillのロスカット水準は証拠金維持率が30%以下の時となっています。
ロスカット水準100%〜50%という設定の海外FX業者もあることを考えると、30%以下というのは低めの設定といえるでしょう。
強制ロスカットの仕組みや対処法について詳しく見る↓
⑧FX通貨ペアを含む計80種類以上の商品を用意
TickmillはFX通貨ペア以外にも、取引可能な商品を多数揃えています。
- FX通貨ペア:62種類
- 株価指数&オイル:16種類
- 貴金属:2種類
- ポンド:4種類
- 暗号資産:3種類
株価指数から貴金属、ポンドまで合計80種類以上の商品をトレードできます。
Tickmillの4つのデメリット・注意点
Tickmillには次のようなデメリットもあるため、口座開設前に目を通しておきましょう。
- 入金方法・出金方法が3種類と少なめ
- 円に対応していない
- 顧客資産管理は分別管理のみ
- 日本語対応がされていない
①入金方法・出金方法が3種類と少なめ
Tickmillの入出金方法は以下の3種類です。
手数料 | 入金反映時間 | 出金反映時間 | |
---|---|---|---|
銀行 | 無料 | 1営業日 | 1営業日 |
クレジットカード (VISA、Mastercard) |
無料 | 即時 | 1営業日 |
Skrill | 無料 | 即時 | 1営業日 |
銀行やクレジットカードだけではなく、オンライン決済サービスのSkrillにも対応しています。
ですが、bitwalletやビットコインでの送金に対応している海外FX業者も増えてきている中、そういった競合他社と比べると送金方法は少なめといえます。
必要最低限の入出金方法には対応していますが、bitwalletやビットコイン送金を利用している方は使いづらさを感じるかもしれません。
②円口座に対応していない
Tickmillでは、すべての口座で円を利用することはできません。
Tickmillで利用可能な基本通貨は以下の通りとなっています。
- USD
- EUR
- GBP
今まで国内FXを利用してきた方だと、使いづらさを感じるかもしれません。
③顧客資産管理は分別管理のみ

Tickmillの顧客資産管理は分別管理となっています。
分別管理とは、FX業者の運営資金と顧客資金を別口座で管理する方法です。
管理者は信託銀行ではなく、あくまでも海外FX業者となります。
信託保全ではないため、不安が残るかもしれません。
しかし、Tickmillは2つの補償制度に加入しています。
- FSCS(金融サービス補償スキーム)
- ICF(投資家補償基金)
信託保全での管理ではありませんが、顧客を第一に考えた措置を行っているのは好感が持てる点ではないでしょうか。
④日本語対応が不十分
Tickmillは、日本語対応はまだ不十分です。
公式サイトから口座開設フォームまで、すべて英語表記となっています。
問い合わせサポートは多言語チームを設けているようですが、どこまで日本語対応されているかは不明です。
海外FX初心者の方にとっては、使いづらさを感じる点ではないでしょうか。
Tickmillの口座タイプは3種類

Tickmillで利用できる口座タイプは、以下の3種類です。
プロ口座 | クラシック口座 | VIP口座 | |
---|---|---|---|
最大レバレッジ | 500倍 | 500倍 | 500倍 |
スプレッド (ドル円) |
0.1pips | 1.4pips | 0.1pips |
取引手数料 | 往復0.4pips/ロット | 無料 | 往復0.2pips/ロット |
最低入金額 | 100ドル | 100ドル | ※5万ドルの残高が必要 |
最小取引量 | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
新規登録者の方は、プロ口座かクラシック口座からのスタートとなります。
どちらかの口座を開設し、口座残高が5万ドルを超えるとVIP口座を開設することができます。
プロ口座とクラシック口座の違いは取引コストです。
プロ口座は低スプレッドですが、1ロットごとの取引で往復0.4pipsの手数料が発生します。
クラシック口座は、スプレッドこそ平均的ですが手数料は無料なのがポイントです。
スキャルピングや自動売買を行うならプロ口座、ベーシックな取引を行うならクラシック口座が向いているのではないでしょうか。
Tickmillの評判に関するまとめ
Tickmillは、ドル円平均0.1pipsと海外FXの中でもトップクラスに低スプレッドです。
スキャルピングといった取引方法に制限を設けていないため、スキャルピングをメインで考えている方にはおすすめできる業者の1つです。
- ドル円0.1pipsと低スプレッド
- 平均約定スピード0.2秒でスムーズに取引可能
- 口座開設で3,000円のボーナスが付与される
- 全口座とも取引制限はなし
- 透明性の高い「NDD方式」を採用
- 最大レバレッジが500倍で追証なし
- ロスカット水準は証拠金維持率が30%以下
- FX通貨ペアを含む計84種類の商品を用意
- 入金方法・出金方法が3種類と少なめ
- 円に対応していない
- 顧客資産管理は分別管理のみ
- 日本語対応がされていない
各グループでライセンスを取得しているため信頼性は高く、NDD方式を採用しているので透明性の高い環境でトレードすることができます。
しかし、日本語対応されていないのは不満に感じるポイントではないでしょうか。
英語に慣れていて低コストのスキャルピング環境を求める方は、口座開設ボーナスを利用して試してください。
Tickmillの基本情報
【会社情報】
詳細 | |
---|---|
所在地 | 3rd Floor, 27 – 32 Old Jewry, London EC2R 8DQ, England |
ライセンス |
|
サービス開始 | 2015年 |
資産管理 | 分別管理 |
日本語対応 | 非対応 |
サポート |
|
【口座情報】
プロ口座 | クラシック口座 | VIP口座 | |
---|---|---|---|
最大レバレッジ | 500倍 | 500倍 | 500倍 |
スプレッド (ドル円) |
0.1pips | 1.4pips | 0.1pips |
取引手数料 | 往復0.4pips/ロット | 無料 | 往復0.2pips/ロット |
最低入金額 | 100ドル | 100ドル | ※5万ドルの残高が必要 |
最小取引量 | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |